白川郷は、1995年にユネスコの世界文化遺産に認定された合掌造り集落です。
114棟の合掌造りの建物をはじめ、豪雪地帯に暮らす人々の独特の文化や民俗芸能などが数多く残っています。
国重要文化財に指定された和田家は、築400年以上経過しています。
田植え祭りやどぶろく祭りなど、山村の祭りが今も変わらず行われており、季節ごとの彩りの美に癒されます。

世界遺産登録！白川郷へ
下呂温泉･飛騨高山から毎日出発いたします。

【コース内容】
・全行程7時間のコースです
・昼食はツアー料金に含まれません。各自でお取りください。

下呂温泉(ＡＭ8：00)から出発すること約2時間。
ユネスコ世界遺産登録の白川郷へ到着(ＡＭ10：00)。白川郷ではまず展望台からの景色を楽しもう。

眼下には合掌造りの家並みが広がり、天気のよい日では遠くの山々に白山連邦が見渡せる。
白山連邦がまとった雪と青い空、そして合掌造りのコントラストは圧巻の景色で、美しさに思わずため息がでてしまうほどだ。
展望台では観光客向けに白川郷を背に写真を撮ってくれる業者もいるので、思い出に写してもらうのも良いだろう。

展望台をあとにしたら、せせらぎ公園にて下車。まずは野外博物館、合掌造り民家園などを見学しよう。そこから荻町の中心部へ行くにはであい橋をわたる。ここでは、庄川の美しさ、せせらぎの音、鳥のさえずりなど五感で味わいたいものである。

そして国宝、和田家を見学してみよう。
中では家人が和田家についての説明をしてくれるので、耳を傾けたい。
和田家の歴史や当時の仕事、合掌造りの説明をわかりやすく解説していただける。
二階へあがるには急階段を上がっていくことになるが、当時の養蚕の道具や生活用品などが展示してあり、今では考えられないような立派な梁など、合掌造りの髄を見ることができるのでぜひ見学していただきたい。

さて、散策をしているとお腹もすいてくる。
集落の中には、いろいろ飲食店があるのでお昼にしよう。その中で『けやき』さんへ入ってみる。店内は新しく、もともと合掌造りを改築したのだろうか、黒い梁が目に入る。
一番奥のテーブルに着くと庄川が見え美しい。

こちらのメニューは蕎麦やうどん、一品料理や各種定食など種類も豊富である。せっかくなので、飛騨牛の陶板焼きを食す。味噌と牛肉、野菜をのせて焼きながら食べるのだが、味噌のこげた香りと空腹が折り重なって、思わず箸が進むこと請け合いである。ボリュームも味も◎。
最後はデザートのわらびもちをほおばって完食。

さてさて、胃袋が満足したところで、再スタート。
次は県重要文化財の明善寺に到着。
明善寺では入り口で受付人が説明をしてくれる。気軽に質問をしても丁寧に教えていただけるので、いろいろ聞いてみては。奥では立派な観音菩薩様が拝観できる。
その他にも途中には神田家、長瀬家といった名家も見学できるので行ってみてはいかがだろうか。

合掌造りを目に歩いて行くと、ほどなく、どぶろく祭りの館に到着する。
ここでは、どぶろく祭りのＤＶＤ上映がされているほか、歴代の獅子頭や文献など展示してある。どぶろくの試飲（有料）もできるので試してみては。
お土産店も点在するので、思い出の品を購入したい(ＰＭ2：00)。

帰路は156号線で荘川まで走り、御母衣ダムを見学。総貯水容量3億7000万立方メートル、ロックフィルダムでは徳山ダムに次ぐ日本第二位のダムである。
ここでは春には荘川桜が有名で樹齢450年を超える。老木とは思えない生命力で、毎年美しい花を満開に咲かせ清くはかなく散ってゆく。
春はこの荘川桜を目当てに観光客もたくさんやってくる。夏はダムの湖面の美しさ、秋は紅葉に目が奪われる。
こちらは休憩所やトイレを完備しているのでゆっくりするのも良いだろう。

そして最後は荘川～清見せせらぎ街道を越えていこう。春は新緑の美しさ、夏は太陽の木漏れ日、秋は紅葉、冬は深雪の街道に心癒される。
そして馬瀬を抜け下呂温泉に到着(ＰＭ4：00)。

下呂温泉から心と体と舌で愉しむ8時間の白川郷の旅。
ぜひ行ってみようではないか。